加齢臭とはどんな臭い?なぜ発生するの?

★加齢臭とは

加齢臭(かれいしゅう)とは、中高年特有の体臭の俗称です。
オヤジ臭いとか老人臭とも言われています。
英語ではエイジングノートです。

資生堂の研究所により、中高年特有の体臭の原因が不飽和アルデヒドのノネナールであることが発見され、「加齢臭」と言う名が付けられました。

加齢臭の臭いは、チーズ、ロウソク、古本の臭いなどに似ています。

日本の家族は、ひと昔前まで大家族が多かったので、おじいさん、おばあさん、ひいおじいさん、ひいおばあさん等高齢の人と一緒に暮らしていました。
したがって、今の中高年世代は加齢臭を身近に感じて生活していた人が多いはずです。

しかし、近年は小家族化が進んだため、今の若い世代は、高齢者と暮らしていない人が多く加齢臭に慣れていないこともあり敬遠されます。

口臭・加齢臭と中高年にとっては、やっかいな生理現象です。


★加齢臭の原因「ノネナール」ってなに?

ノネナールは毛穴の奥にある皮脂腺(汗腺の近く)から分泌される脂肪酸(パルミトオレイン酸)が酸化したり、表皮のバクテリアが発酵することにより発生します。

ノネナールの発生により加齢臭となり「オヤジ臭い」などと言われています。

男女ともに40歳代以降に増加が認められ、女性より男性に多く発生します。(皮脂腺から分泌される脂肪酸は男性のほうがかなり多い)
特に襟元(首の後ろ)に臭いが溜まりやすいようです

加齢臭の原因「ノネナール」はなぜ発生するのか

★加齢臭の原因「ノネナール」はなぜ発生するのか

活性酸素の増加が大きな発生要因と云われています。

ホルモンの分泌が衰え抗酸化作用が弱くなってくる40代から活性酸素が増えてきます。

若いうちは ⇒ ホルモンの分泌が盛んに行われている = 体内の酵素の働きも活発 
したがって抗酸化作用も強く活性酸素の量は増えない ⇒ ノネナールの発生が無く加齢臭も無い

ホルモンの分泌は女性より男性の方が早く衰えると云われています。


★加齢臭の原因「ノネナール」の発生要因である活性酸素とは

活性酸素とは、呼吸によって体内に入る酸素の2%が活性化して発生すると云われており、体内に侵入する細菌やウイルスを撃退する役割を果たしており(白血球が細菌を殺す時は活性酸素を使っている)、攻撃的な酸素です。

増えすぎると体内を酸化させて細胞を傷つけ、老化やあらゆる病気の元になります。

活性酸素が増えるということは、皮脂腺から分泌される脂肪酸(パルミトオレイン酸)の酸化も増えるのでノネナールの発生につながる。つまり加齢臭(オヤジ臭い)になるというわけです。

ストレスを感じたときが最大の発生原因と云われています。

活性酸素の発生
①ストレス
②喫煙、飲酒
③激しい運動や仕事など酸素を多く消費した時
④電磁波を浴びた時(パソコン、携帯電話など)
⑤紫外線を浴びた時
⑥体内に食品添加物・洗剤・医薬品などの化学物質が入った時
⑦体内に病原菌が入った時
⑧工場の排煙や車の排気ガスを吸った時

加齢臭予防-基本事項

加齢臭を予防するための基本的な事項

1.清潔にする
入浴、洗顔、歯磨きなど常に身体を清潔に保ち、衣類の着替えに気を配る。(石鹸、シャンプー、タオルや衣類など加齢臭にとって良いものを取り入れる。)

2. 活性酸素の増加を抑える
 その1・・喫煙の本数を減らすか禁煙する
 その2・・飲酒の量を減らす
 その3・・ストレス解消に力を入れる
 その4・・紫外線を長時間浴びない
 その5・・加工品の食事を減らし、抗酸化作用のある果物や野菜などビタミンC・E、β(ベータ)カロチンをしっかりと採り、体内を清潔にする。 ⇒ 加齢臭予防-食品 で詳しく記載しています。

3. 上記1、2でも臭いが気になる場合はサプリメントで体内から臭いを抑えたり、香料・スプレーで臭いを抑えることが必要です。

★加齢臭対策の商品が揃ってるサイト

加齢臭対策本部 加齢臭予防・対策センター

加齢臭予防-食品(ビタミンC・E、βカロチン)

日本人は古くは和食という低脂肪・繊維質で植物が中心の食生活でしたが、戦後の急速な経済発展とともに食生活の欧米化が進み、高脂肪・高タンパク・動物性脂肪を多く取り入れるようになったため、脂肪の酸化等により体臭が発生しやすくなりました。

抗酸化食品を多く摂る

食品による加齢臭予防として、加齢臭の素である「ノネナール」の最大発生要因の活性酸素が増えないように抗酸化食品を多く摂りましょう!

抗酸化物質にはビタミンCビタミンEβ(ベータ)カロチン等があります。
これらの栄養素をバランスよく摂取することが大事です。


★ビタミンCの役目

水溶性ビタミンで強い抗酸化作用を持つ。

活性酸素を除去し、ウィルスや細菌に対する抵抗力を高め、かぜや感染症などの病気を予防したり、鉄の吸収を助ける働きをしたり、ストレスを和らげる働きもあります。

また、体の細胞と細胞の間を結ぶ「コラーゲン」(たんぱく質)をつくり、美肌にも効果があります。
ビタミンEを活性化させ抗酸化作用をさらに強力にします。

水溶性で、余剰分は尿として体外に排出されますが、大量に摂取すると下痢する場合があります。


♪ビタミンCを多く含む食品 = 果物、野菜

レモン・ライム・オレンジ・グレープフルーツなどの柑橘類のほか、パセリ、ブロッコリー、アセロラ、キウイフルーツはビタミンCが多く含まれている。

他にビタミンCの含まれる食品としては、グァバ、パパイヤ、、芽キャベツ、ブラックベリー、イチゴ、カリフラワー、ピーマン、小松菜、ほうれん草、マスクメロン、ブルーベリー、いも、緑茶(煎茶・番茶・玉露など)がある。

※ビタミンCは水に溶けやすく熱や空気に弱いので、できるだけ新鮮なうちに生で食べるのが良い。


★ビタミンEの役目

脂溶性ビタミンで、ビタミンの中でも特に強力な抗酸化作用があり、過酸化脂質を除去してくれます。
ビタミンCといっしょに摂れば抗酸化作用がさらに強力になります。

血行を良くするので、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などの血管の病気を予防し、さらに老化防止に効果があります。


♪ビタミンEを多く含む食品

落花生、大豆、アーモンド、小麦胚芽、植物油、マーガリン、マヨネーズ 、緑茶(煎茶・抹茶など)


★β(ベータ)カロチンの役目

β(ベータ)カロチンは、緑黄色野菜に含まれている色素です。
体内では摂取量の約1/6がビタミンAに変化し、残りはβ(ベータ)カロチンとして体内に蓄積されます。

β(ベータ)カロチンは活性酸素や過酸化脂質を消去する抗酸化作用の他、細胞を活性化させる働きもあるので老化防止にも力を発揮します。


ビタミンAは目の健康に深く関わっていて、中でも「ロドプシン」という網膜で色や光を感じる物質をつくる働きや夜盲症や視力低下を防止する働きなどがあります。
また、粘膜や皮膚を健康に保つ働きや病気の回復を助ける働きもあります。


β(ベータ)カロチンを多く含む食品

しそ、ニンジン、モロヘイヤ、パセリ、春菊、かぼちゃ、ほうれん草、小松菜などの緑黄色野菜
※β(ベータ)カロチンは油脂に溶けるので、油で調理すると、吸収率が高まります。

加齢による口臭

加齢臭とは臭いがチョット異なりますが、年齢を重ねることによって発生するのは加齢臭と同じです。

加齢による口臭は、唾液の減少が大きな原因です。
40代くらいから唾液の分泌量はどんどん減っていきます。

唾液の分泌量が減ると口内細菌の殺菌能力が落ちます。
その結果として口臭が発生する機会が増えたり、口臭が強くなります。


☆対策
・口内を清潔に保つ(小まめな歯磨き、歯間の清掃、歯茎のマッサージ)
・食事は良く噛む
・ガムなどで唾液を出やすくする
・消臭サプリやマウススプレーなどで消臭